2008年10月16日

プラウト理論とは

インドの哲学者ラビ・バトラ氏が近未来の予測をした、
「2010年までに資本主義は崩壊する」

そして、その後はラビ・バトラ氏の師であるP・Rサーカー氏が提唱した
「プラウト理論」

今日はプラウト理論について詳しくご紹介します。

おさらい
⇒●近未来を予測する
⇒●プラウト社会経済理論の基本について


●プラウトが目指す社会生活とは
プラウト理論はインドという国から生まれた思想なので、
とても哲学的な面があります。
といっても難しいことは全くありません。

資本主義や社会主義の唯物的な考え方では、
権力者の搾取や環境破壊などが顕著に現れてしまいますが、
プラウトでは世界中の富や資源は、人類共通の財産と考えます。

それらをしっかりとした倫理観に基づき、合理的に分配する社会や、
経済システムを築き上げることを第一と考えています。
つまり、人間一人一人の霊性が重要となります。

人間に内在する「宇宙意識=霊性=道徳精神」が高まることで、
人類が一体となり、人類が平等で博愛に満ちた社会作りを目指します。

現在の常識では、化学や技術が「進化」することにより、
社会が「進歩」すると考えていますが、
プラウト理論での「進歩」は人間の「霊性」が「進化」することで、
社会が「進歩」すると考えます。

では科学の進化を止めてしまうのかと言うと、そうではなくて、
現在の「進歩」は便利な生活をもたらしてくれた反面、
マイナス面ももたらしています。

例えば、自動車はとても便利ですが環境破壊というマイナス面があります。
プラウトでは、科学技術の開発がもたらすマイナス面を、
しっかりと予測してその対処法も同時に開発しなければならないと考えます。
その監視役となる存在を政府に置き、
もしも対処法が開発できなければ、
その科学技術による製品などの生産を禁止するのです。

利潤を追うのではなく、人間の道徳性や環境への影響などを、
いつも第一に考え、真の意味での「進歩」を目指します。

●世界主義(世界連邦政府)を目指す
現在の国連は大国の利害関係が対立するだけとなっていますが、
これでは戦争が絶えず、いつまでたっても平和になりません。

プラウト理論では時間がかかるかもしれませんが、
世界連邦の樹立を目指します。

そこで共通の憲法や刑法を作ります。
法を作る基本となる理念は、
「人類の霊的・精神的・物質的な成長を妨げるもの」
となります。

世界がひとつになる「世界連邦」というと、
言葉や文化はどうするんだという意見が出そうですが、
プラウト理論では、逆に地域の文化や伝統は尊重しなければならない。
と考えます。なぜなら、その文化や言葉はその地域の環境への、
順応から生まれたものなので世界主義の発展の妨げになる。
とは考えないのです。

現在の植民地のような、支配される国が支配する側の、
言葉や宗教を強制される。といった考え方とは全然違います。

人種の壁を越えて差別や偏見を捨て、
人類が一体となることを目指します。
それぞれの地域や伝統などをお互い尊重することで、
「共存共栄」となり、共に成長できます。


●プラウト理論が提唱するライフスタイルとは
プラウト理論では、
「肉体」「心」「意識(魂)」
この3つの要素をバランスよくすることで、
心も体も満足し、より人間としての成長していくことを望んでいます。

全ての人の霊性が成長する機会を持てるための、
社会を築くことが必要となります。

そのためにはまず基本的な生活が保障されなければなりません。

最低賃金を上げることや、教育と医療を無料化することで、
最低限の衣食住が確保されます。

日常的な怪我や病気(風邪など)は無料、
高度な手術(ガンなど)が必要な場合は医療保険でまかなうことに。


●プラウト理論が考える環境保全とは
自由貿易は原材料や輸送にかかるコストやエネルギー問題があります。
このエネルギー問題のために環境破壊が進んでいるとも言えます。

なので資源はできるだけその地域にある資源を活用するようにします。
現在エネルギーと言えば石油などに代表される、
化石燃料(限りある資源)ですが、これだと富を支配されやすいだけで
なく、環境破壊にもつながります。

その地域で活用できるバイオマスエネルギー(ヘンプなど)
を利用することが環境保全に役立ちます。



以上、ざっとプラウト理論をご紹介しましたが、
ここで紹介したのは、ホンの一部です。

要は資本主義と社会主義の良いところを足して、
さらに現在の物質文明から精神文明に移行して、
人類がひとつになり、本当の豊かさを満喫しようという、
とても単純明快な理論だと思います。

「プラウトは現在の社会システムから移行しやすい」
というのも、あまり混乱がなく良いかと思います。

この記事を最後まで読んでくれた方というのは、
今の社会に疑問を感じていたり、何かを追求している方だと思います。

以下に参考書籍をご紹介しますので、
是非、一度お読みになられることをオススメします。

2010年資本主義大爆裂!―緊急!近未来10の予測

サーカーの思想〈1〉進歩的活用理論(プラウト)―資本主義とナショナリズムを超えて

1998‐2000 株式大暴落―世紀末の危機はこう生き抜く (未来ブックシリーズ)

ラビ・バトラの書籍は投資をやっている方には、
かなり参考になるようです。


posted by カオル at 00:09| 社会問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする